「限度額適用認定証」と「高額療養費」の違いとは?分かりやすく解釈

「限度額適用認定証」と「高額療養費」の違いとは?違い

各治療薬の革命的進歩が使う機会を増やす?

この記事では、「限度額適用認定証」「高額療養費」の違いを分かりやすく説明していきます。

「限度額適用認定証」とは?

手術は高額な費用が掛かりますが、昨今ではアトピー性皮膚炎治療薬『サノフィ』社の「デュピクセント」や『ノバルティス ファーマ』社の喘息治療薬『ゾレア』は革命的な薬効と引き換えに三割負担でも医療費が高額になってしまいます。

当然医療費が限度額を超えた分は後日還付される事になりますが、その場合には一旦窓口で料金の支払いをしなくてはなりません。

手持ちの現金がなかったり、クレジットカードを所持していない場合は支払いに苦慮せざるをえません。

そんな時に事前に限度額適用認定証の発行申請を行い、無事発行されれば窓口では限度額を超えた金額について払わなくて済みます。


「高額療養費」とは?

公的医療保険制度の給付の1つであり、一月あたりの医療費が世帯収入から定められた限度額を超えた場合に発生します。

後日高額療養費支給申請書を提出すれば、約2か月後に限度額を超過した金額が給付されるものです。

保険者によりシステムは若干異なり、例えば国保でしたら各市町村の担当役所から2ヶ月後に手紙が届き、市役所で手続きをすると所定の日付に金額が給付されます。

給付を受けるには、1つの医療機関で限度額を越える必要があり、月の始日から末日までの計算で月跨ぎは認められません。

その他世帯合算や12ヶ月で4回目からは多回数が適用され限度額が引き下げられます。


「限度額適用認定証」と「高額療養費」の違い

「限度額適用認定証」「高額療養費」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は認定証が発行されていれば、限度額を超過した分は支払い窓口で払う必要がありません。

一方後者は窓口で全額支払いを行った後、約2か月〜3ヶ月後に高額療養費支給申請書や市役所に行って手続きをする必要があります。

まとめ

端的にいえば「限度額適用認定証」は限度額を超えた分は窓口で払う必要がありません。

「高額療養費」は全額支払った後に限度額は戻ってきますが、受診・清算後3〜4ヶ月経過しての口座振り込みになるのが違う点だと言っていいでしょう。

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