この記事では、「絨毯」と「カーペット」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「絨毯」とは?
羊の毛を使い、丁寧に織られて作られた敷物を「絨毯」【じゅうたん】といいます。
厚手で毛が長く、肌触りはやわらかいものが主流です。
毛で織った床に敷く物という意味がある「絨」を使っている敷物であり、草で作られていたり、織物をまとめてこのように呼びます。
誕生した歴史は古く、1,000年前にはすでに遊牧民の手によって作られていて、移動生活においては丸めて持ち歩き、新天地で家を建てるときに冷たい床へ敷き、その上で生活していたのです。
素材はヤギや羊の毛を刈り取ったものを糸にして、丁寧に手で織っていきます。
「カーペット」とは?
繊維で作られた敷物を「カーペット」といいます。
基準としては、1畳以上のものが当てはまり、足拭きマットよりも大きなサイズが一般的です。
その部屋の床に隙間無く敷き、全体的に傷が付いたり、汚れないよう敷き込めるものが対象になります。
日本ではリビングといった人が多く集まる場所に敷き、床の冷たさを感じないようにしたり、汗が付けば洗濯機で洗い、綺麗な状態にするわけです。
簡単に敷けて、洗濯機で洗えるよう薄く作られていたり、抗菌効果で臭いが付きにくく、汚れもさっと拭いて取り除ける素材も選ばれています。
「絨毯」と「カーペット」の違い
「絨毯」と「カーペット」の違いを、分かりやすく解説します。
中央アジアで作られていた「絨毯」は、13世紀にシルクロードから中国に渡りました。
素材は動物のヤギ、羊といった動物の毛を糸にして織り込んで作ったもので、毛足は長く、ペルシャやオリエンタル、北欧といった上品で高級感がある商品が揃います。
また、ゴブラン織りや「ベルギー絨毯」といったものも人気を集める敷物です。
もう一方の「カーペット」は、部屋に敷く毛氈【もうせん】や絨毯といった敷物の総称になります。
1畳以上の大きさがあるもので、素材はオーガニックコットンや低反発性で防音効果があるものなど色々と揃う敷物です。
近頃は木目調や北欧柄、ヘリボーンといった見た目にもお洒落に敷けるデザインが増えています。
まとめ
床に敷くものを指す言葉を2つご紹介しましたが、どのようなものを指すか専門サイトや画像などで調べて、情報を得るといいでしょう。