「急性期病院」と「慢性期病院」の違いとは?分かりやすく解釈

「急性期病院」と「慢性期病院」の違いとは?違い

この記事では、「急性期病院」「慢性期病院」の違いを分かりやすく説明していきます。

「急性期病院」とは?

急性期病院とは、急性期にある患者に医療を提供している病院のことをいいます。

急性期とは病気になってまもない時期や怪我をしてまもない時期のことで、症状の進行が止まったり容態が安定するまでの間です。

重症度が高かったり病状が安定しないので、急変するリスクが高い状態になっています。

そのため集中的な医療介入が必要になります。

急性期病院は、救急車によって搬送された患者に医療を提供する救急病院とは異なります。


「慢性期病院」とは?

慢性期病院とは、急性期を脱したものの継続的な治療やケアが必要な患者に対して医療やリハビリテーションを提供する病院のことをいいます。

病気や怪我で後遺症が残ってしまい、家族の事情などで自宅に戻ることが難しい場合などが考えられます。

例えば脳卒中で体に麻痺が残った場合などには、慢性期病院でリハビリテーションを行うのが一般的です。

ターミナルケアや看取りを行うこともあります。


「急性期病院」と「慢性期病院」の違い

急性期病院は急性期にある患者に医療を提供する病院で、慢性期病院は急性期を脱した患者に必要な医療やリハビリテーションを提供する病院です。

急性期病院では患者の容態が急変することが多く、症状に応じて検査や処置、手術などを行います。

急性期の目安は14日間ですが、体の状態などによっても変わってきます。

慢性期病院の場合には、患者の容態は安定していてあまり急変することはありません。

在宅復帰を目指してリハビリテーションを行うことも多く、看取りを前提としたターミナルケアを行うこともあります。

まとめ

急性期病院は病気や怪我をしてまもない急性期の患者に医療を提供する病院です。

それに対して慢性期病院は、急性期を脱して容態が安定した患者に医療やリハビリテーション、ターミナルケアを提供する病院になります。

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