「給電」と「充電」はどちらも電気に関係する言葉です。
具体的にはそれぞれどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。
今回は、「給電」と「充電」の違いを解説します。
「給電」とは?
「給電」とは、「電気を供給すること」を意味する言葉です。
「給電」の使い方
「給電」の「給」には「足す」「与える」など「十分な状態にするためあてがう」という意味があります。
水を渡すことを給水、食事を与えることを給食というように足りない電気を十分な状態にするため供給するさまを表す言葉が「給電」です。
「充電」とは?
「充電」とは、「電気を補充し蓄えること」を意味する言葉です。
「充電」の使い方
「充電」の「充」は中身がいっぱいある満ちた状態を表します。
電気がいっぱいで満ちた状態になるよう外部から取り入れて蓄える様子を表す言葉が「充電」です。
「給電」と「充電」の違い
「給電」と「充電」の違いは「与える側か受け取る側か」です。
電気で動く製品を利用するには電気が必要です。
電気を必要とする製品に対し電気を与える行為が「給電」で、必要な電気を外部から取り入れ製品内部に蓄える行為が「充電」という違いで区別されます。
「給電」は電気を送り出す側から見た時の表現なので電気のやり取りにおいてプラグをつないで電気を供給するコンセントやモバイルバッテリーなどで電気を与える行為を指して「給電」と表現し、スマートフォンや電池など外から受け入れた電気を内部に蓄える物体から見た時の表現が「充電」です。
「給電」と「充電」は正反対の意味を持つ反対語の関係に当たります。
「給電」の例文
・『給電装置を用意する』
・『予備電源からの給電が開始された』
「充電」の例文
・『スマートフォンを充電する』
・『フル充電まで2時間かかる』
まとめ
「給電」と「充電」は電気を与える側と受け取る側の違いで区別します。
正反対の意味を言葉なので混同せずきちんと使い分けてください。