南高梅は白梅でもあり青梅でもある?
この記事では、「南高梅」と「青梅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「南高梅」とは?
梅といえば和歌山県、そして和歌山県の梅といえば「南高梅」だと言っていいでしょう。
国内の梅生産量の6割を占める同県のトップブランドになります。
種類としては白梅にあたり、果実が大きく果肉、可食部分が多いのが特徴です。
梅のトップブランドながらも比較的リーズナブルに購入可能できるのは、“つぶれ梅”いわゆる訳あり品が多いからだと言えるでしょう。
梅干しにする際に熟した「南高梅」果肉が破れてしまう事が多々あるからです。
梅干しは有名ですが、梅ジュースやジャムなど加工品など使用用途も多く見られます。
また既に後継品種は多々生まれていますが、「NK14」に代表される2009年品種登録組はまだまだ「南高」の域には認知度が到達しておらず、2019年組の「星高」「星秀」に期待が集まって言えるでしょう。
「青梅」とは?
「青梅」は特定の梅の品種を指すものではありません。
熟していない梅の状態を指します。
「南高梅」は「白梅」の仲間であるため「青梅」という梅の種類が存在する様に誤解される方もいるかもしれませんが間違いです。
「南高梅」と「青梅」の違い
「南高梅」と「青梅」の違いを、分かりやすく解説します。
「南高梅」は白梅の仲間であり、国内生産量の6割を占める和歌山県のトップブランド梅です。
知名度が上がりすぎてしまったため、梅干しを買い求める時に総称として「南高梅」と呼ぶ年輩の方も存在します。
「青梅」は特定の品種の梅を指す言葉ではありません。
梅は結実したばかりの時は青く熟するにつれて色が変化していきます。
「ミカン」や「桃」など多くの果物と同様だと言えるでしょう。
梅の状態を指した言葉になります。
まとめ
「南高梅」は和歌山県の梅のトップブランド、品種名です。
広義的には「小粒南高」など派生品種にも使われる事があります。
「青梅」は梅の結実したばかりの青い実の状態を指し、特定の品種を指す言葉ではありません。
このため「南高梅」は「白梅」の仲間であり「青梅」の時に梅酒にします、この文章が成立すると言えるでしょう。