この記事では、「中性脂肪」と「内臓脂肪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中性脂肪」とは?
中性脂肪は、ちゅうせいしぼうと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、中間的な性質といった意味を持っている中性の漢字に、動植物に含まれている栄養素の1種という意味を有する脂肪の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から中性脂肪は、食事から摂取した栄養の中で、体内エネルギーとして使用される脂肪を示すのです。
血液中に含まれるだけでなく、使われずに余った中性脂肪は体内に蓄積されて行きます。
「内臓脂肪」とは?
内臓脂肪は、ないぞうしぼうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、動物の体腔中に存在している諸器官の総称という意味の内臓の漢字に、体内では水の次に多く含まれている物質である脂肪の漢字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。
以上の事から内臓脂肪は、内臓の周囲に付いた体脂肪という意味を表すのです。
中性脂肪を摂取し過ぎるとエネルギーとして消費し切れなくなり、内臓脂肪として体内に蓄積されて行きます。
「中性脂肪」と「内臓脂肪」の違い
中性脂肪と内臓脂肪の漢字表記を比較すると、中性と内臓という漢字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。
所がその後に続く脂肪の漢字は同一である事から、混同してしまう恐れがないとは言えません。
とはいえ中性脂肪は、食事から摂取した脂肪の内で体内エネルギーとして使用される脂肪を示すのです。
もう一方の内臓脂肪は、中性脂肪を消費し切れずに内臓周りに付着して蓄積された脂肪を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけに、いざ使い分けを意識すると迷ってしまう人も珍しくありません。
ですが指し示す意味には相違点があるので、そこをきちんと把握すれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに中性脂肪は、食事から摂取した栄養の中で体内エネルギーとして用いる脂肪を意味する言葉として利用されているのです。
対する内臓脂肪は、消費しきれなかった中性脂肪が内臓の周囲に付着し蓄積された脂肪を表現する言葉として使用されています。