楽器のベースの種類として「プレベ」と「ジャズベ」があります。
2つのベースは何が違いどのように使い分けられているのでしょうか。
今回は、「プレベ」と「ジャズベ」の違いを解説します。
「プレベ」とは?
「プレベ」とは、「世界初のエレキベースとして開発されたプレシジョンベースをモデルにしたベース」です。
「プレベ」の使い方
もともとベースという楽器は木製の巨大な弦楽器であるコントラバスのことでした。
音楽のパート分けのうちベースを担当する楽器であることから主にジャズ界ではコントラバスのことをウッドベースと呼んでいましたが、エレキギターの開発を受けてギターに近い形状のベースが製作されます。
世界で最初に開発されたエレキベースは正確にベース音を演奏できることから「正確」「精密」という意味を持つ英単語「precision」が冠され「プレシジョンベース」と名付けられます。
プレジションベーススタイルで製造されるベースの総称が「プレベ」です。
「ジャズベ」とは?
「ジャズベ」とは、「ジャズプレイヤー向けに開発されたエレキベース」です。
「ジャズベ」の使い方
ジャズの演奏に使用するエレキベースの総称です。
ジャズではアコースティックベースとしてウッドベースを使いますが「ジャズベ」はウッドベースとは異なりギタースタイルで作られています。
「プレベ」と「ジャズベ」の違い
「プレベ」と「ジャズベ」の違いは「デザイン」です。
「プレベ」はボディの左右同じ位置にくびれがあるのに対し「ジャズベ」は座って演奏しやすいように左右の違う位置にくびれがつけられています。
弦の振動を拾うピックアップも「プレベ」は2列で「ジャズベ」は1列と違いが見られ、ピックアップの違いによりボリュームコントロールの数も異なります。
ネックは「プレベ」より「ジャズベ」のほうが細身です。
まとめ
「プレベ」と「ジャズベ」は演奏する音楽ジャンルの違いによりデザインが異なります。
それぞれの特徴を正しく理解し演奏する音楽にふさわしいベースを選んでください。