この記事では、「ヒマラヤン」と「シャム猫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒマラヤン」とは?
ヒマラヤンとはフワフワの毛を持つ長毛種の猫で、シャム猫のようなポイントテッドの被毛をしています。
ポイントテッドは、顔や耳、足、尻尾など末端部分の被毛の色が濃くなっているものをいいます。
ペルシャとシャム猫を掛け合わせて誕生しました。
ブリーダーが、ペルシャにシャム猫の特徴であるポインテッドを加えようと考えたからです。
そのため、ヒマラヤンという種類があるわけではなく、ヒマラヤンはペルシャのカラーバリエーションの中の1つと位置付けられています。
ヒマラヤン・ペルシャと呼ばれることもあります。
「シャム猫」とは?
シャム猫は短毛種の猫で、タイが原産といわれています。
英語の「Siamese」をシャムと呼んでいますが、本来英語読みだとサイアミーズといいます。
ただし、シャムの方がよく知られていて、サイアミーズと呼ぶことはあまりありません。
タイでは、貴族や王族など身分が高い人しか飼うことができませんでした。
シャム猫の特徴には、サファイアブルーの瞳とポイントテッドの被毛があります。
「ヒマラヤン」と「シャム猫」の違い
ヒマラヤンは、シャム猫とペルシャを掛け合わせた猫です。
ペルシャに分類されるので、シャム猫とは違う種類になります。
ただし、シャム猫の特徴も受け継いでいて、ポインテッドの被毛であることは共通しています。
ヒマラヤンは長毛種ですが、シャム猫は短毛種になります。
そのためヒマラヤンの方がフワフワとした長い毛を持っています。
また、ヒマラヤンはアメリカ及びイギリスが原産ですが、シャム猫はタイが原産です。
まとめ
ヒマラヤンは、シャム猫とペルシャを掛け合わせて誕生しました。
シャム猫のポインテッドを受け継いでいますが、ペルシャに分類されます。
そのためヒマラヤンとシャム猫は違う種類の猫ということになります。