「ハモンセラーノ」と「プロシュート」の違いとは?分かりやすく解釈

「ハモンセラーノ」と「プロシュート」の違いとは?違い

この記事では、「ハモンセラーノ」「プロシュート」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ハモンセラーノ」とは?

ハモンセラーノとはスペインの生ハムとしてよく知られており、塩漬けにした豚肉を吊るして乾燥させて作ります。

原料には白豚を使用しています。

「Jamon(ハモン)」は生ハムのことで、「serrano(セラーノ)」には「山の」という意味があります。

スペインの中でも山間で作られていることからハモンセラーノという名前になりました。

スペイン産の生ハムのほとんどがハモンセラーノとされますが、ハモンセラーノと名乗るには定められている基準をクリアしている必要があります。


「プロシュート」とは?

プロシュートとは、イタリアで豚のもも肉から作られている生ハムのことをいいます。

イタリア語の「Prosciutto(プロシュート)」は豚もも肉を指すので、生ハム以外の加熱しているハムも含まれています。

イタリアでは生ハムがプロシュート・クロードで、加熱しているハムがプロシュート・コットです。

そのためプロシュートという必ずしも生ハムではないのですが、日本ではプロシュートというと生ハムを指すことが多いです。


「ハモンセラーノ」と「プロシュート」の違い

ハモンセラーノはスペイン産の生ハムで、プロシュートはイタリア産の生ハムになります。

また、製法にも違いがあります。

ハモンセラーノは豚の皮の一部をはいでから塩漬けにしていますが、プロシュートは皮がついたまま塩漬けにしています。

そのためハモンセラーノには濃厚なコクがあり、塩味もしっかりと付いています。

プロシュートはしっとりとした食感の生ハムで、皮が付いているため塩はゆっくりと染み込みます。

そのため適度な塩味が付いており、豚肉本来の旨味も味わえます。

まとめ

ハモンセラーノはスペイン産の生ハムで、プロシュートはイタリア産の生ハムです。

塩味がきいているのはハモンセラーノで、塩味がマイルドなのがプロシュートになります。

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