この記事では、「ケースワーカー」と「ソーシャルワーカー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケースワーカー」とは?
「ケースワーカー」とは公的機関で生活に関する相談支援業務を行う職業です。
心身や社会的な問題を抱えている人の相談に乗り、そういった悩みを持つ人はこういった制度を利用でき、そうすることでこういった負担の軽減ができますと案内するのが役目になります。
ケースワーカーは公務員試験に合格した公務員でなければ名乗ることはできません。
また公務員なので自治体が設立した福祉事務所であったり、病院や児童相談所や養護施設などの公的機関が勤め先になります。
「ソーシャルワーカー」とは?
「ソーシャルワーカー」とは相談支援業務を行う職業です。
病院や福祉施設で利用者の相談を受けて、こういった制度による支援を受けられますよと案内するのが仕事になります。
ソーシャルワーカーは相談支援業務を行う職業を広く指す言葉であり、公務員として相談支援をになっているケースワーカーも含みますが、特に何の資格も持っていないけれど相談支援業務を担当している人も含む言葉です。
そのため公的な病院で働くソーシャルワーカーもいますが、公的ではない事業者が経営する老人ホームなどで働くソーシャルワーカーもいます。
「ケースワーカー」と「ソーシャルワーカー」の違い
「ケースワーカー」と「ソーシャルワーカー」の違いを、分かりやすく解説します。
地方公務員として公的機関で相談支援を行うのが「ケースワーカー」で、相談支援を行う人を広く指す言葉が「ソーシャルワーカー」です。
「ケースワーカー」を名乗るには資格が必須になりますが、「ソーシャルワーカー」は関連する資格を持っている人も何一つ持っていない人もいます。
まとめ
公的機関で福祉的な相談支援を担当する地方公務員が「ケースワーカー」で、ケースワーカーを含めて相談支援を行う職業全般を指す言葉が「ソーシャルワーカー」と考えればいいでしょう。
社会福祉に関する資格を必ず持っているケースワーカーに対して、ソーシャルワーカーは福祉制度に十分な知識を持っていても資格はない場合もあるという点も違いです。
