「タイヤ幅の標準」と「10mm太くした時」では的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「タイヤ幅の標準」と「10mm太くした時」の違いを解説します。
「タイヤ幅の標準」とは?
「タイヤ幅の標準」とは、「自動車の製造メーカーが指定する標準的なタイヤの幅」のことです。
「タイヤ幅の標準」の使い方
自動車を購入した時に最初からついているタイヤの幅を指します。
自動車のタイヤにはいろいろなサイズがあり、メーカーは走行性能や見た目など様々な要素を総合的に考慮し最適なサイズのタイヤを標準タイヤに選びます。
「タイヤ幅の標準」とはメーカーの判断により決定される初期装備で取り付けられているタイヤの幅です。
「10mm太くした時」とは?
「10mm太くした時」とは、「自動車のタイヤを交換し標準サイズよりも10mmほど大きくしたもの」のことです。
「10mm太くした時」の使い方
自動車のタイヤサイズはホイールによって決まるためホイールごと交換することでタイヤの直径や幅を変更できます。
「10mm太くした時」はタイヤの幅が標準よりも広くなるのでさまざまなな変化が生じます。
「タイヤ幅の標準」と「10mm太くした時」の違い
「タイヤ幅の標準」と「10mm太くした時」の一番分かりやすい違いは外見です。
正面から見るとタイヤが太く見えるので全体がどっしりと安定した印象に変わります。
特に「タイヤ幅の標準」が細いスポーツカーの場合はたった10mmの違いでも印象は大きく変化します。
タイヤ幅が広くなると接地面積が増えるため抵抗力が増し燃費は悪化するのが一般的です。
グリップ力が増すこともありますがタイヤのグリップ力は荷重とタイヤの摩擦係数によって決まって決定されるため幅を広くしたからといって直接的にグリップ力増強には直結しません。
ぬかるみや雪道などでは路面をとらえやすくなりますが通常の路面でのグリップ力はほとんど同じです。
まとめ
「タイヤ幅の標準」と「10mm太くした時」で走行性能の向上はほとんど見られずむしろ悪くなるリスクの方が高めです。
見た目は大きく変わるのでドレスアップとしての効果は十分ですが性能アップのチューンナップとしてはあまり期待できないので注意しましょう。