「たわごと」と「ざれごと」の違いとは?分かりやすく解釈

「たわごと」と「ざれごと」の違いとは?違い

この記事では、「たわごと」「ざれごと」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「たわごと」とは?

馬鹿にしたような話を「たわごと」といいます。

聞くにも耐えない愚かな行動や、頭がおかしいのかと感じる考え方をする者に対して、相手にすれば恥ずかしいと感じて蔑む気持ちを伝える言葉です。

ふざけた話をして楽しそうに笑う者が、わざと相手に中身がなく、どうでもいい内容の話を滑稽に伝えて怒らせてはその場から立ち去るよう仕向ける場合もあります。


「ざれごと」とは?

冗談と感じる話をする者に対し、あきれる気持ちを伝えるときに使うのが「ざれごと」です。

とくに、ふざけていると思う話を楽しそうに話す者に対して「ざれごとを抜かすな」と叱責します。

反対に、おどけた様子で面白い話をするその話という意味でも使われている言葉です。

このような「ざれごと」を話して、相手との距離を縮めてはうまく関係を築き、仕事する場合もあります。


「たわごと」と「ざれごと」の違い

「たわごと」「ざれごと」の違いを、分かりやすく解説します。

人が愚かだと感じる話を「たわごと」といい、受け入れがたいと感じつつも、どこか受け入れてしまう内容に魅かれるのです。

漢字では「戯言」と書き、「たわごとばかり言う人」でも、暇に感じる時間を楽しいものにします。

もう一方の「ざれごと」「戯言」と書き、人を笑わせるために放つ冗談に焦点を当てているわけです。

「たわごと」の例文

・『たわごとばかりぬかす部下だが、仕事はできるため役に立つ』
・『兄のたわごとに付き合って早5年、良い事など何もなかった』

「ざれごと」の例文

・『ざれごとばかりほざく妹だが、憎めないところが放っておけない』
・『目立ちたいと考える友人はざれごとを抜かし、周囲を笑わせる』

まとめ

似ている言葉ですが、使い方に多少の違いがあります。

言葉の意味を学び、どのような人の話に対して使えばいいかを考えてから使ってみるといいでしょう。

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