水道管などの配管設備を設置するためには専門の技術者があたりますが、そのパーツには「継ぎ手」と呼ばれる接続用のパーツがあり、その中にはフランジというものがあります。
そのフランジには「10K」というタイプのものがよく使われます。
それでは、このフランジ「10K」とはどういう意味でしょうか。
また、「20K」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、フランジ「10K」と「20K」の違いを分かりやすく説明していきます。
フランジ「10K」とは?
フランジ「10K」とは、水道管などの配管を繋いだり末端部分に蓋をしたりするためにに使用されるドーナツ上のフランジという部品の内部の耐圧を表す数字のことです。
「10K」というのは、1メガパスカルの水圧に耐えられる仕様になっているという意味です。
1メガパスカルとは、10気圧であり、1平方センチあたり10kgの圧力がかかっている状態のことを言います。
フランジ「20K」とは?
フランジ「20K」とは、水道管などの配管を繋ぐために使用されるフランジという継ぎ手の部品の耐圧を表す数字のことです。
「20K」というのは前述の理屈で2メガパスカル、すなわち20気圧まで耐えられるものであるということになります。
フランジは継ぎ手なので通常は2つのパーツの間にガスケットなどを挟んで密閉します。
フランジ「10K」と「20K」の違い
フランジ「10K」と「20K」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、多くの場所で使われている配管の接続などの処理に使われるフランジの耐圧を示す数字であることは同じですが、数字の違いによって機能や用途が違ってきます。
前述のように、この2つはそれぞれ10気圧と20気圧の水圧に耐えられるもので、JISの規格で決まっています。
例えば住宅の水道メーターの部分に使われているフランジは「10K」のものが多く使われています。
まとめ
この記事では、フランジ「10K」と「20K」の違いを、解説してきました。
配管設備の中で継ぎ手と呼ばれるフランジのようなパーツは、選択や設置方法を間違えると配管全体のダメージにもつながるため、十分注意が必要です。