この記事では、「八朔」と「甘夏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「八朔」とは?
「八朔(ハッサク)」は、ミカン科ミカン属に分類されている常緑低木や小低木で、柑橘類の一種です。
「八朔」の原産は日本で、江戸時代末期に発見された偶発実生です。
「八朔」の名前の由来は、旧暦で8月朔日(1日)頃から食べられたことからきています。
「八朔」の開花時期は5月〜6月頃で、5弁花の白い花が咲きます。
11月〜2月頃に、球形の果実がなり、熟すと黄色くなります。
果実は食用になっています。
「甘夏」とは?
「甘夏(アマナツ)」は、ミカン科ミカン属に属している常緑果樹で、柑橘類の一つです。
「甘夏」は「川野夏橙(カワノナツダイダイ)」のことで、「ナツダイダイ」の変異品種になります。
「川野夏橙」は川野氏が発見したことにより、名付けられました。
「甘夏」は4月〜6月頃に花が咲きます。
そして、果実がなるのは4月〜6月頃、寒冷地では12月〜2月頃です。
果実は生食や加工品で、食用に利用されています。
「八朔」と「甘夏」の違い
「八朔」と「甘夏」の違いを、分かりやすく解説します。
「八朔」は果汁が少ないのですが、「甘夏」は果汁が多く、ジューシーです。
また、「八朔」は「甘夏」よりも、甘みがあります。
「八朔」と「甘夏」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「八朔」の別称には、「ハッサクミカン」、「ハッサクカン」などがあります。
また、「八朔」の英語表記は「Hassel」、「Hassaku orange」などになります。
そして、「甘夏」には、「甘夏柑」、「甘夏蜜柑」などの別名があります。
さらに、「甘夏」は英語で「Kawano-natsudaidai orange」などと表記します。
今回は「八朔」と「甘夏」の意味や違いなどについて述べてきました。
「八朔」と「甘夏」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。