この記事では、「ムラング」と「メレンゲ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ムラング」とは?
砂糖を卵白の中に入れて、しっかり泡立てたものをフランスでは「ムラング」といいます。
卵から黄身を取り除き、白身だけにしたところに粒が細かいグラニュー糖を入れて、よくかき混ぜて泡立ててホイップクリーム状になったものを指すのです。
かなりふわっとした泡のように軽い舌触りが楽しめます。
この「ムラング」を使ったものにウフアラネージュ、口の中に入れればすっと溶けるマカロン、爽やかな味のレモンタルト、ダックワーズ、甘すっぱさが楽しめるムースがあります。
「メレンゲ」とは?
卵白の中に砂糖を入れて泡立てる「メレンゲ」は少ない材料で簡単にできます。
フランスでは砂糖と卵白を泡立てたものや、シロップにするため煮詰めたものを泡にする、湯煎にかけて温めた卵白を泡立てるといった3種類の作り方があり、何に使えばよりお菓子が美味しくなるかを考えてから選ぶのです。
この「メレンゲ」は生地に入れてから焼いたクッキーや、スポンジケーキにして食べる方法が一般的になります。
「ムラング」を入れれば生地もふわっと膨らみ、柔らかい食感になるのです。
「ムラング」と「メレンゲ」の違い
「ムラング」と「メレンゲ」の違いを、分かりやすく解説します。
卵白に砂糖を入れたものを、泡だて器で細かい気泡になるまでよく泡立てたものを「ムラング」といいます。
ムースやクッキー、タルト、マシュマロにして使われるものであり、焼き菓子やスポンジケーキを作るときかなり重要になるのです。
フランス語で“meringue”と書いて「ムラング」と読むところが「メレンゲ」と読む英語とは違います。
日本でも英語で表記する機会が多いことから、「メレンゲクッキー」といった言い方をするのが一般的です。
「ムラング」にはフランセーズやイタリンヌ、スイスといった種類があるのも「メレンゲ」とは違います。
まとめ
同じ意味を持つ言葉ですが、英語圏とフランス語を使う国では読み方に違いがあります。
どの国でどう使われているか自分なりに学んでみるのも良い発見方法になるでしょう。