「占い師」と「予言者」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「占い師」と「予言者」の違いを解説します。
「占い師」とは?
「占い師」とは、「人の運勢や未来などをさまざまな技術で見通し判斷する人」を指す言葉です。
「占い師」の使い方
これからの未来に起こる出来事など常識で考えればわかるはずのないことを超常的な力で判断する技術を「占い」といいます。
「占い師」とは占いをする専門家のことです。
一般的には手相や人相、星の動きや黒点の動きなど通常では見通せないことを見通せるとされている知識と技術を身に着けた人を指します。
実際にそのような超常的な力があるかどうかはわかりませんが体系化された占いの技術や知識を身に着けそれを仕事にして生活の糧を得ている人を「占い師」と呼んでいます。
「予言者」とは?
「予言者」とは、「未来に起こる出来事をその時代が起きる前にあらかじめ予知して発言する人」を指す言葉です。
「予言者」の使い方
常識的にはわかるはずのない未来の出来事を先んじて言い当てることを「予言」といいます。
予言の能力を持った人、もしくは予言を実践する人を指す言葉が「予言者」です。
一般的には神や精霊など超越的な存在に代わり未来の出来事を現世の人々に使える代弁者という立場で捉えられることが多く、神の代行者としての宗教指導者を指す意味でも使われます。
「占い師」と「予言者」の違い
「占い師」と「予言者」の違いは「技術」です。
「占い師」は卜占や八卦見など体系化された技術に基づいて人の運命や未来を見通すのに対し、「予言者」は占いのように技術的な行為を必要とせず超常的な方法で知り得た事実のみを予言として提示します。
占いは知識と技術によるものなので誰でも努力すれば「占い師」になれますが「予言者」は運命に選ばれてなるものなので努力してなれるものではありません。
「占い師」の例文
・『占い師に運勢を見てもらう』
・『当たると評判の占い師』
「予言者」の例文
・『予言者が未来を予言した』
・『予言者を語る偽物が現れた』
まとめ
「占い師」と「予言者」は似て非なる存在です。
どちらも超常的な存在であり科学的な裏付けはありません。
信じるか信じないかはその人次第です。
