この記事では、「シマリス」と「エゾシマリス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シマリス」とは?
シマリスとは、ネズミ目リス科シマリス属に属する生き物のことをいいます。
シマリスには20種類以上存在しますが、その多くは北米大陸に分布しています。
アジアに分布しているのはシベリアシマリスという種類で、日本ではシマリスというとシベリアシマリスを指します。
シマリスと名前が付いている通り、体に縞模様があります。
この縞模様があることで自然の中では目立ちにくくなり、天敵から身を守ることにつながります。
「エゾシマリス」とは?
エゾシマリスとはシベリアシマリスの亜種で、ネズミ目リス科シマリス属に属しています。
体には5本の縞があります。
日本では主に北海道に分布しており、1年の半分は冬眠して過ごします。
冬眠前に食べ物を巣穴に運びます。
エゾシマリスは雑食性で、どんぐりなどの木の実や草花、芽、樹液など植物性の食べ物を主体に昆虫や鳥の卵などを食べています。
鳥のヒナを食べることもあるようです。
「シマリス」と「エゾシマリス」の違い
シマリスには20以上の種類があり、その中の1つにシベリアシマリスがあります。
エゾシマリスはシベリアシマリスの亜種なので、シマリスの一種ということになります。
エゾシマリスは北海道に分布しており、1994年から鳥獣保護管理法によって捕獲や飼育が禁止されました。
そのためペットとして飼うことはできません。
日本でペットとして飼われているシマリスは、海外から輸入されたものです。
ただし、ペットとして飼われていたシマリスが野生化した例もあり、問題になっています。
また、シベリアシマリスをのぞくシマリスの多くは、北米に生息しています。
まとめ
エゾシマリスは、シマリスの一種です。
シマリスには20以上の種類があり、その中の1つがシベリアシマリスになります。
シベリアシマリスの亜種がエゾシマリスです。