この記事では、「神社」と「大師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「神社」とは?
神社は、じんじゃと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、人知を越えて優れた存在といった意味を持っている神の漢字に、土地のかみややしろ等の意味を有する社の漢字を付け足す事により成立した言葉となっています。
だからこそ神社は、神道の神を祀りつつ、参拝や祭祀のための施設がある場所を表すのです。
要するに古代から日本で信仰されていた神道における、神を祀る所として神社は存在しています。
「大師」とは?
大師は、だいしと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、おおきいや程度が高いといった意味の大の漢字に、指導者や先生といった意味がある師の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から大師は、高徳な僧に対する尊称や偉大な僧を祀る寺院という意味を示すのです。
具体的には、川崎大師は偉大な僧であった弘法大師を祀る真言宗の寺院となっています。
「神社」と「大師」の違い
神社と大師の漢字表記を見比べると、使用している漢字も読み方もかなり違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも人々が参拝に行く場所という共通点があるため、混同する恐れはないとは言い切れません。
とはいえ神社は、神道の神を祀っている施設といった意味を表す言葉です。
もう一方の大師の方は、偉大で高徳な僧に対する尊称であると共に、真言宗の開祖である弘法大師を祀った寺院を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも人々が参拝に訪れる施設を表現する言葉です。
ただし参拝する対象に大きな違いがあるので、そこを踏まえる事で失敗せずに使い分けを行う事が出来ます。
ちなみに神社は神道の神を祀り、その神を参拝するための施設です。
対する大師は、真言宗の開祖で高徳な僧であった弘法大師を祀った寺院に対して用いる言葉となっています。