この記事では、「コンビネーション」と「組み合わせ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コンビネーション」とは?
英語のcombinationから来たカタカナ語で、一般には「色や形などの要素が調和している状態」や「二人や二つのものがうまく合っている状態」を指します。
例えば、「色のコンビネーションがよい」「コンビネーションサラダ」「コンビネーションロック」などのように使われます。
「組み合わせ」とは?
数学の用語で、相異なる(あるいは区別可能な)いくつかの要素の集まりからいくつかの要素を(重複無く)選び出す方法や、選び出した要素をその“並べる順番の違いを区別せずに”並べたもののことを指します。
例えば、「5人の中から3人を選ぶ組み合わせの数は10通りである」「トランプの52枚のカードから4枚を選ぶ組み合わせは270725通りである」などのように使われます。
「コンビネーション」と「組み合わせ」の違い
「コンビネーション」と「組み合わせ」の違いを、分かりやすく解説します。
「コンビネーション」と「組み合わせ」の違いは、前者が「要素の調和や相性」を重視する言葉であるのに対し、後者が「要素の選び方や並べ方」を重視する言葉であるという点が挙げられます。
また、コンビネーションは日常的に使われるカタカナ語であるのに対し、組み合わせは数学的に使われる専門用語であるという点も異なります。
「コンビネーション」の例文
・『コンビネーションは上半身から下腿部まで覆うひと続きの下着です』
・『この靴は白と黒のコンビネーションでおしゃれだ』
「組み合わせ」の例文
・『絵を組み合わせることで新しい意味が生まれる』
・『このサラダは野菜と果物の組み合わせが美味しい』
まとめ
「コンビネーション」と「組み合わせ」は、ニュアンスや使い方が異なります。
一般的に、「コンビネーション」は二つ以上のものが一体化していることを表し、「組み合わせ」は複数のものが並んでいることを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。