この記事では、「そうめん流し」と「流しそうめん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そうめん流し」とは?
円形または楕円形の「そうめん流し器」という道具を使って、流れているそうめんをすくって食べるものです。
そうめん流し器は、ドーナッツのような形状で、ドーナツ部分に水を入れるようになっています。
この部分にそうめんを入れ、人工的に水流を作り出し、そうめんをぐるぐると流します。
ここからそうめんをすくい取り、そうめんつゆなどに浸して食べます。
鹿児島県では夏の風物詩になっています。
そうめん流し器は小型のものが販売されており、自宅で楽しむことができます。
ぐるぐるそうめんが流れるので、流れ去って取れなかったということがありません。
「流しそうめん」とは?
竹などで作って樋に水とそうめんを流し、そうめんをすくい取って食べるものです。
樋とは、水を流すために作った管のことです。
「流しそうめん」には、竹などの素材を縦に切って形をしています。
高低差をつけて、高いところから低いところに向かって、水とそうめんが流れるようにします。
流す水の勢いを強くしたり、高低差を大きくしたりすると、そうめんがあっという間に流れてしまいます。
流れる速度が速いとすくい取るのが難しいです。
樋の終わりの部分には桶などを置いておき、取れなかったそうめんがたまるようにんなっています。
「そうめん流し」と「流しそうめん」の違い
「そうめん流し」と「流しそうめん」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも水とともにそうめんを流しますが、流す形が違います。
前者はそうめん流し器というものを使い、ぐるぐるとまわし流します。
後者は竹などで作った樋を使って流します。
円を描くように流れるのではなく、一直線に流れていきます。
まとめ
そうめんを流す点では同じですが、何を使って流すのか、どのような流れ方をするのかに違いがあります。