この記事では、「ミキシング」と「マスタリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミキシング」とは?
「ミキシング」とは複数の音源を一つの音源にまとめる工程です。
例えば一つの歌を録音する場合ギターやベースを始めとした楽器の演奏とボーカルをその場で合わせて録音せず、曲とボーカルを別で録音したり曲の録音も楽器ごとに別で録音します。
そしてそれぞれ別々に録音したものを混ぜ合わせてまとめると一つの音になりますが、このまとめる作業がミキシングです。
それぞれの録音環境が違うのでそれぞれの音声を同時に流しただけではちぐはぐになってしまうためバランスの調整も行い、それによって一つの歌が完成します。
「マスタリング」とは?
「マスタリング」とはミキシングしてできた音源を出力するための最終工程です。
ミキシングすることで一つの歌や曲にまとまった音源ですが、媒体によって同じ音源でも聞こえ方が変わります。
そのためCDならCD用に投稿サイトなら投稿サイト用などに、音量や音圧などを最適化させる必要がありその工程がマスタリングです。
完成した歌や曲を最高の状態で世に届けるための最後の工程と言えるでしょう。
「ミキシング」と「マスタリング」の違い
「ミキシング」と「マスタリング」の違いを、分かりやすく解説します。
複数の音源をまとめ上げて一つの音源を作る作業が「ミキシング」で、複数作られたミキシングをそれぞれのメディア用に調整するのが「マスタリング」です。
歌や曲としては「ミキシング」の時点で形になりますが、それを公開するために行われる媒体ごとの仕上げが「マスタリング」になります。
まとめ
複数の録音した音源をまとめて曲や歌の形にするのが「ミキシング」で、同じ音声で複数作ったミキシングをメディアに対応した形へ最適化するのが「マスタリング」になります。
歌声のみや演奏のみの音を一曲の歌にするのがミキシングで、それをCDやDVDなどそれぞれの媒体で最高の状態で聞けるようにするのがマスタリングと言えるでしょう。
