この記事では、「マグネシウムフレーク」と「エプソムソルト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マグネシウムフレーク」とは?
マグネシウムフレークとは、塩化マグネシウムの結晶がフレーク状になっているものをいいます。
海水に含まれるミネラルの一種で、死海の湖水にも含まれる成分です。
マグネシウムフレークは、入浴剤として用いられています。
お風呂に入れると塩化マグネシウムが皮膚のタンパク質と反応し、皮膚に膜を作ります。
そのため熱が冷めにくくなり体を温める効果が持続するので、冷え性にも効果的です。
発汗を促す作用もあり、肌をしっとり潤わせる効果もあります。
「エプソムソルト」とは?
エプソムソルトとは、硫酸マグネシウムのことをいいます。
エプソムというところで発見されたことからエプソムソルトと呼ばれるようになりました。
塩を意味するソルト(salt)と名前が付いていますが、塩分は含まれていません。
欧米では昔からバスソルトとして使われてきた歴史があります。
マグネシウムフレークと同様に温熱効果があり、体を芯から温めてくれます。
「マグネシウムフレーク」と「エプソムソルト」の違い
マグネシウムフレークは塩化マグネシウムがフレーク状になったものですが、エプソムソルトは硫酸マグネシウムが結晶化したものです。
エプソムソルトはフレーク状ではなく、顆粒になっています。
どちらも入浴剤として使われており、体を温める効果や発汗効果があります。
マグネシウムの含有量が多いのはマグネシウムフレークの方で、その分効果も高いとされます。
しかし、デリケートな肌の場合には効果がマイルドなエプソムソルトの方が向いています。
それからマグネシウムフレークには塩分が含まれるので、長期間使用すると浴槽などを傷めてしまう場合があります。
まとめ
マグネシウムフレークは塩化マグネシウムで、エプソムソルトは硫酸マグネシウムになります。