この記事では、「黄桃」と「黄金桃」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「黄桃」とは?
黄肉種である桃はすべて「黄桃」【おうとう】と呼びます。
実はお菓子の彩りにも使えるほど淡く、美しい黄色が出た果実であり、ケーキであれば生地の間に挟む生クリームの中に入れたり、フルーツポンチ、ゼリーにも色を添える果物です。
皮を剥いたままでは少し歯応えがあるほどかたく、甘さも弱いため、主に甘いシロップで味付けして缶詰に加工されて市場に出回っています。
味はあっさりでしつこくなく、お年寄りや甘いのが苦手な人にも食べやすい果物です。
「黄金桃」とは?
皮を剥けば、鮮やかな黄金色のように鮮やかな実が表れる果実を「黄金桃」【おうごんとう】です。
「ゴールデンピーチ」といわれ、多くの人々を虜にしてきた果物になります。
なかには紅色が混ざる美しい色の実が楽しめる桃もあり、微妙にその実により違いがあるのが魅力です。
この実の色が変わる要因には、日光の当たり具合によって異なります。
また、ほどよい酸味を楽しみつつ、強い甘みも楽しめる実が人気を集めるところです。
今までの「黄桃」とはまた違った生食用としての「黄金桃」が開発され、現在では生で食べる皮を剥いてそのまま食べられるように品種改良してあります。
「黄桃」と「黄金桃」の違い
「黄桃」と「黄金桃」の違いを、分かりやすく解説します。
黄色の肉種である果物の総称を「黄桃」と呼び、果肉は少しかたく、甘みはそれほど強くありません。
味もあっさりしていて、実は黄色が中心で、なかにはほのかに紅色が混ざっているものがある点が、黄金色のみの単色である「黄金桃」とは異なる点です。
「黄金桃」は噛むと口の中に果汁が広がり、完熟すると舌の上で簡単にとろけます。
一方の「黄桃」の果汁は少なく、食べ頃は8月下旬からとなり、「黄金桃」は7月から秋にかけてが一番美味しく食べられますが、缶詰であれば甘い果実が季節を気にせず楽しめる果物です。
まとめ
同じ黄色の果実をもつ果物を2つご紹介しましたが、かたさや色、糖分といったところに違いがあります。
「黄桃」を扱う専門業者のHPか、画像などで異なる点を比較してみましょう。