たとえば、チョコレートで作られたお菓子のことを「ショコラ」と呼ぶことがあります。
それでは、この「ショコラ」とはどういう意味でしょうか。
また、「ココア」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ショコラ」と「ココア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ショコラ」とは?
「ショコラ」とは、フランス語の「Chocolat」をカタカナで表記したもので、英語でいう「チョコレート」と同じ意味の言葉です。
日本では、主にフランス系の「チョコレート」の名前や、お菓子の名前として使用されている言葉です。
「ココア」とは?
「ココア」とは、英語の「cocoa」をカタカナ表記したもので、「チョコレート」と同じようにカカオ豆からつくられたものですが、含まれている成分が違います。
日本では、飲み物のことを指す言葉とさいて頻繁につかわれますが、アメリカでは、特殊な場合以外には使われません。
「ショコラ」と「ココア」の違い
「ショコラ」と「ココア」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉の違いを明確にするためには、「チョコレート」と「ココア」の違いを明確にする必要があります。
これは、前述のように、「ショコラ」は英語の「チョコレート」と同じものを表すフランス語から来たものであるからです。
さて、この2つは、作られる工程が違います。
両方とも、元々の原料は「カカオ豆」で、そこから様々な工程を経て、「ココアバター」という成分を一旦取り除くのですが、それを再度加えたのが「チョコレート」で、加えないで粉にしたものが「ココア」ということになります。
「ココアバター」とは、「カカオ豆」に含まれる脂肪分のことです。
したがって、「ショコラ」と「ココア」の違いも、この「ココアバター」が含まれているかどうかの違いということになります。
まとめ
この記事では、「ショコラ」と「ココア」の違いを、解説してきました。
これと関連して、アメリカやイギリスで飲まれている「ホットチョコレート」あるいは「チョコレートドリンク」ですが、これは前述のような区分とは違い「ココアドリンク」と同じもののことを指します。