この記事では、「カムイ」と「ライラック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カムイ」とは?
カムイは、北海道旅客鉄道が札幌駅と旭川駅間で運行している特別急行列車を表すのです。
アイヌ民族にとって神格を有する神聖な存在である、カムイから取って名付けられた言葉であり、元々はスーパーカムイという名称だったものが、スーパーを外してカムイとなりました。
ただし同区間では、カムイの他に複数の特急が運行されていますが、789系1000番台の5両編成の車両で、銀色のボディに緑や紫のラインが入っているのが、このカムイの特徴となっているのです。
「ライラック」とは?
ライラックは、JR北海道の札幌駅と旭川駅の間で運行されている6両編成の高速列車を示す言葉となっています。
札幌市の市木となっている、植物のライラックを由来として名付けられた、特別急行列車です。
元は新青森駅と函館駅間で運行されていたスーパー白鳥で使用されていた、789系0番台の車両が使われているため、特徴的な緑色の車両となっています。
「カムイ」と「ライラック」の違い
カムイとライラックの文字表記を比較すると、使用している文字の大半が違っており読み方も似てはいません。
所がどちらもJR北海道内の札幌駅と旭川駅間という同じ区間で運行されている、特別急行列車の名前となっている点が非常にややこしいです。
とはいえ使用している車両に大きな違いがあり、カムイの方は5両編成の789系1000番台の銀色の車両が使われています。
一方のライラックは、6両編成の789系0番台の緑色の車両が利用されているのです。
まとめ
2つの言葉は文字数から違っており、ぱっと見は似ているという程ではありません。
ですが共に札幌駅と旭川駅間という、同じ区間で運行している特急を指し示す言葉である点が厄介だったりします。
ただしこの2つには、車両に明確な違いを見出す事が可能です。
ちなみにカムイは、789系1000番台の銀色の車両となっているのです。
対するライラックは、789系0番台の緑色の車両が使用されているのです。