この記事では、「ホワジャオ」と「山椒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ホワジャオ」とは?
「ホワジャオ」とは、ミカン科サンショウ属に分類されている落葉低木のことを言います。
「ホワジャオ」は「カホクザンショウ(華北山椒)」とも言います。
東アジアが原産で、樹高は7mくらいです。
3月〜5月頃に黄緑色の花を咲かせます。
また、5月〜6月頃に緑色の実がなり、7月〜10月頃にかけて、赤色に熟していきます。
果皮は香辛料や薬用に用いられています。
「山椒」とは?
「山椒(サンショウ)」とは、ミカン科サンショウ属に属している落葉低木のことを表しています。
沖縄以外の日本や、朝鮮半島南部の低い山の雑木林などに自生しています。
樹高は1. 5m〜3mくらいで、葉は奇数羽状複葉、縁は鋸歯で枝にはトゲがあります。
開花時期は4月〜5月頃、円錐花序で黄緑色の花が咲きます。
5月〜6月頃に緑色の実がなり、秋に赤色に熟します。
若葉は「木の芽」、花は「花山椒」と呼ばれ、果実とともに香辛料に、果皮は薬用にも利用されています。
「ホワジャオ」と「山椒」の違い
「ホワジャオ」と「山椒」の違いを、分かりやすく解説します。
「ホワジャオ」は種が「カホクザンショウ」ですが、「山椒」のそれは「サンショウ」になり、両者は同属異種になります。
また、「ホワジャオ」は果皮のみが利用されるのに対し、「山椒」はほぼすべて使用されています。
「ホワジャオ」と「山椒」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ホワジャオ」の別称には、「カホクザンショウ」、「ホアジャオ」、「中国山椒」などがあります。
また、「ホワジャオ」の英語表記は「Sichuan pepper」などになります。
そして、「山椒」には、「ハジカミ(椒)」、「アツカワザンショウ (厚皮山椒)」などの別名があります。
さらに、「山椒」は英語で「Japanese pepper」などと表記します。
今回は「ホワジャオ」と「山椒」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ホワジャオ」と「山椒」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。