1970年代に日本の歌謡界を席巻していたのが「フォークソング」と呼ばれるようなタイプの曲でした。
その「フォークソング」を歌う歌手はみんな「フォークギター」と呼ばれるギターを持って弾き語りをしていました。
それでは、この「フォークギター」とはどういう意味でしょうか。
また、「ウエスタンギター」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「フォークギター」と「ウエスタンギター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フォークギター」とは?
「フォークギター」とは、特に1970年代に流行っていた「フォークソング」の歌手たちが使っていたスチール弦のアコースティックギターのことを指す言葉です。
もちろん和製英語なので、アメリカではほぼ一貫して「acoustic guitar」と呼ばれています。
当時、ギターメーカーのモーリスからはFシリーズというあきらかに「フォークギター」という名称のギターを販売していました。
「ウエスタンギター」とは?
「ウエスタンギター」とは、1960年代から1970年代にかけてアメリカから入ってきたカントリーアンドウエスタンと呼んでいたことから、そのようなジャンルで使用されるアコースティックギターのことを指す言葉として一部で使用されていました。
「フォークギター」と「ウエスタンギター」の違い
「フォークギター」と「ウエスタンギター」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、アコースティックギターの日本での呼称のひとつであることは同じですが、若干ニュアンスが違います。
そもそもどちらも正式な名称では無いので、明確な定義があるわけでは無いのですが、フォークソングに使われるのが「フォークギター」、カントリーアンドウエスタンに使われるのが「ウエスタンギター」というのが原則であると言えます。
当時使われていた「フォークギター」が弾き語りに便利なように若干小型に作られていたことから、小型のものを「フォークギター」という見方もありますが、それは結果でしかなく、やはり違いは使われる音楽のタイプというのがメインでしょう。
まとめ
この記事では、「フォークギター」と「ウエスタンギター」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、結局は同じアコースティックギターのことなのですが、どちらも現在ではほぼ使われなくなっています。