この記事では、「共益費」と「管理費」の違いを分かりやすく説明していきます。
「共益費」とは?
「共益費」は「きょうえきひ」と読みます。
意味は「集合住宅の維持管理にかかる費用で、法律上は、借家人が共同で使用する設備や施設の運営及び維持にかかる費用のこと」になります。
「共益費」の言葉の使い方
「共益費」は不動産用語として使われます。
「共益」は「お互いのためになること」という意味、「費」は「物の購入や仕事のために使う金銭」という意味、「共益費」で「お互いのためになる物の購入や作業のために使う金銭」になります。
一般的には下で紹介する「管理費」と同じ意味で使われますが、不動産会社によっては「共益費」は「共用部分の維持・清掃など管理に使われるお金」として区別するところもあります。
「管理費」とは?
「管理費」は「かんりひ」と読みます。
意味は「集合住宅の維持管理にかかる費用ので、法律上はマンション運営にかかわる事務費用や、設備・共有部分の維持費、または固定資産税を含む」になります。
「管理費」の言葉の使い方
「管理費」は不動産用語だけではなく、ビジネス用語としても使われます。
「管理」は「ある規準などから外れないよう、全体を統制すること」「法律上、財産や施設などの現状を維持し、目的に合わせて利用・改良などをはかること」という意味、「費」は「物の購入や仕事のために使う金銭」という意味、「管理費」で「施設の現状を維持し、目的に合わせて利用・改良などをはかるために使う金銭」になります。
上で紹介した「共益費」と同じ意味で使われますが、不動産会社によっては「管理費」は「管理人の人件費、または共有部部の固定資産税に使われるお金」として区別するところもあります。
「共益費」と「管理費」の違い
「共益費」は[管理費」と同じですが、特に「お互いのためになる物の購入や作業のために使う金銭」として使われることもあります。
「管理費」は「共益費」とも呼ばれ、「施設の現状を維持し、目的に合わせて利用・改良などをはかるために幅広く使う金銭」です。
まとめ
今回は「共益費」と「管理費」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。