この記事では、「使命」と「役割」の違いを分かりやすく説明していきます。
「使命」とは？
「使命」は「しめい」と読みます。
「使命」は、「使者として受けた命令や務め」という意味があります。
ちなみに「使者(ししゃ)」には「命令や依頼を受けて使いをすること」という意味があります。
次に、「使命」には「与えられた重大な務め」という意味があります。
責任をもって果たさなければいけないと感じるような任務のことを、「使命」と呼びます。
例えば、「医師の使命は、患者の命を救うこと」という文章を作ることができます。
「役割」とは？
「役割」は「やくわり」と読みます。
「役割」は、「役目を果たすことや、割り当てられた役目」という意味があります。
また、「役割」には、「社会生活において、周囲の人に期待される働きや役目のこと」という意味があります。
例えば、会社では、従業員がそれぞれ、会社から期待される働きや役目を任されています。
そのため、「会社員としての役割を果たす」という文章にできます。
「使命」と「役割」の違い
「使命」と「役割」の違いを、分かりやすく解説します。
「使命」には「与えられた重大な務め」という意味があり、「役割」には「期待される働きや役目」という、似た印象の意味があります。
ただし「使命」という言葉には、重要性が強く、果たすべき責任が大きい印象があるのに対して、「役割」は、単に分担された働きや役目を意味するという違いがあります。
このように、ある役目を任された時、重要性が高いのが「使命」で、それほどではないのが「役割」という違いがあると考えることができます。
まとめ
「使命」と「役割」の違いについて見てきました。
2つの言葉は似たような意味を持ちますが、与えられた役割に対する、重要性に大きな違いがあることが分かりました。
単に、役目を割り振られた時は「役割」という言葉を使い、重要な役目を任されたと感じた場合は「使命」という言葉を使うといいのではないでしょうか。
