この記事では、「中でも」と「特に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中でも」とは?
「中でも」は「なかでも」と読みます。
意味は「あるまとまりにおいて、ひときわ話題にする対象となるもののこと」という意味です。
「中でも」の言葉の使い方
「中でも」は、副詞として「中でも目立つ」「中でもきれいだ」などと使われます。
「中」は「物のまんなか」「二つの物の間」から転じて「一定の空間・時間の範囲のうち」という意味、「でも」は格助詞「で」、係助詞「も」で成り立っていて、「ある状態について、同じ種類の一つを表す語」という意味です。
基本的に、先に幾つか名を挙げて示したまとまりのうち、一つを話題にする時に使われる言葉です。
「特に」とは?
「特に」は「とくに」と読みます。
意味は「普通と違ってはっきり区別される様子のこと」です。
「特に」の言葉の使い方
「特に」は副詞として「特に大きい」「特に多い」「特にない」などと使われます。
「特」は「他と異なってそれ一つだけ」「それだけ目立って著しい」という意味、「に」は接続詞です。
基本的に、他とは明らかに違うことで、これから言及することに使われる言葉です。
「中でも」と「特に」の違い
「中でも」は「先に幾つか名を挙げて示したまとまりのうち、一つを話題にする時に使われる言葉」です。
「特に」は「他とは明らかに違うことで、これから言及することに使われる言葉」です。
「中でも」の例文
「中でも」の例文は以下の通りです。
・『今年の新人の中でも彼は別格的に優秀だ』
・『バスケ選手は全員大きいが、中でも彼は抜けて背が高い』
「特に」の例文
「特に」の例文は以下の通りです。
・『食べもので特に好き嫌いはありません』
・『ここ十年間で今年は特に寒かった』
まとめ
今回は「中でも」と「特に」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。