この記事では、「ベアー」と「グリズリー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ベアー」とは?
英語で“bear”と書いて「ベアー」と読む言葉は、クマ科の熊を指す総称です。
日本には、木の実を好むツキノワグマが本土に生息し、北海道には大きな肉食性のヒグマがいます。
世界で最も大きい「ベアー」にはクマ亜科のアメリカグマや体長2mもある肉食のホッキョクグマ、ナマケグマと、メガネグマ亜科のメガネグマも当てはまる言い方です。
主な生息地は北アメリカを始め、台湾や北極にまで広がり、体毛は密に生えていて嗅覚は犬の7倍にもなります。
顎が発達していて噛む力がとても強く、長い犬歯で肉に食らいついて離しません。
「グリズリー」とは?
歩くと肩の大きな筋肉が盛り上がるように動く瘤がある「グリズリー」は、地面に足のかかとからつけて歩く動物です。
毛に特徴があり、ブロンドにも赤みがかかったものや、淡く輝いている個体もいます。
また、肩や背中に白っぽい毛が生えていたり、前足の爪が長いといった特徴が見られる熊です。
中には、薄い褐色や黒く見える色まで様々な毛色の個体もいます。
体長は180cmから大きなもので260cmにもなり、体重は小さくても110kg、最大で530kgまで成長する熊です。
生息地はカナダのユーコン準州、アルバータ州をはじめ、アメリカのアラスカといった場所になります。
好きな食べ物はベリー類やサーモンといった果実や魚、草の根といった植物を食べる動物です。
「ベアー」と「グリズリー」の違い
「ベアー」と「グリズリー」の違いを、分かりやすく解説します。
ホッキョクグマやツキノワグマまでクマ科に属するものはすべて「ベアー」と呼びます。
毛色も黒から白、茶まで様々で、体長も1. 5mや2mがほとんどです。
4本の足で歩き、遠くの匂いも嗅ぎつける優れた嗅覚を持ち、遠くの音も聞き分けられる耳があります。
もう一方の「グリズリー」はヒグマの仲間で、横に広い顔に先端が丸みを持つ耳が特徴的です。
肩に瘤という筋肉の塊があり、お尻は大きい熊になります。
暗色と白が混じる毛といった意味があるグリズルから「グリズリー」と名づけられました。
体毛はブロンドを中心に、黒っぽい色、薄い褐色といった色が存在します。
この2つの大きな違いは、北アメリカ北部を中心に生息するハイイログマを「グリズリー」と呼び、「ベアー」はクマ科に属する熊を呼ぶ総称になるわけです。
まとめ
熊に関連した言葉を2つご紹介しましたが、どのような点に違いがあるのか深堀して、うまく使い分けてしてみるといいでしょう。