商店のディスプレーや商品を入れて外側から見るタイプのケースなどの透明度の高さが求められるものの材料として用いられるものの一つが「アクリル板」です。
それでは、この「アクリル板」とはどういう意味でしょうか。
また、「pet板」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「アクリル板」と「pet板」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アクリル板」とは?
「アクリル板」とは、アクリル樹脂あるいはPMMAと呼ばれる樹脂で作られた透明度の高い板のことを指す言葉です。
強度も高く、ある程度簡単に加工できるので、多くの透明度が求められる製品に使用されています。
「pet板」とは?
「pet板」とは、PETボトルと同じポリエチレンテレフタレートという樹脂からできている透明度の高い板のことを指す言葉です。
用途としては「アクリル板」と同じようなものですが、強度があるので、耐久性が求められる部分に使われています。
「アクリル板」と「pet板」の違い
「アクリル板」と「pet板」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、透明度の高い樹脂製のプレートであることは同じですが、そもそも種類や性質が違うものなので、用途も当然違います。
それぞれの素材に関してはすでに解説しましたので、ここでは性質と用途の違い雨に関して説明します。
最も大きな違いは強度で、「pet板」は一般的には「アクリル板」の3倍から5倍程度の強度を持っています。
しかし表面には傷がつきやすく、目立ちやすいという欠点もあります。
一方加工のしやすさは若干「アクリル板」のほうが上になります。
これらの性質の違いから「アクリル板」は、「pet板」は機械の外装カバーや、セパレーション用の板、展示用のケースなどに利用され、「アクリル板」は「pet板」と同じようなセパレータやケースなど、そして大型の観賞用水槽、特に水族館で使われているような水槽には必ず使用されています。
まとめ
この記事では、「アクリル板」と「pet板」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、見た目はあまり変わりませんが用途としてはかなり違うので、使われている場所を見ればおよその検討はつくでしょう。
次に透明な樹脂製の板を見たらチェックしてみるのも良いでしょう。