この記事では、「ごぼう」と「山ごぼう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ごぼう」とは?
「ごぼう(牛蒡)」とは、キク科ゴボウ属に分類されている二年草のことを表しています。
「ごぼう」の原産はアジア、ヨーロッパで、草丈は50㎝〜大きいもので3mくらいあります。
「ごぼう」の開花時期は5月〜9月で、頭状花序のアザミに似た紫色の花が咲きます。
「ごぼう」の根は根菜として、食用に利用されています。
冬のごぼうの旬は11月〜1月、新ごぼうの旬は6月〜7月になります。
また、葉は「牛蒡葉(ゴボウヨウ)」、根は「牛蒡子(ゴボウシ)」、種子は「牛蒡根(ゴボウコン)」の生薬名で、薬用に利用されています。
「山ごぼう」とは?
「山ごぼう(山牛蒡)」とは、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属に属している多年草のことを意味しています。
「山ごぼう」の原産は中国で、草丈は1m〜1. 7mくらいあります。
6月〜9月に総状花序の白色の花が密に咲きます。
果実は黒紫色で、種子は黒く、光沢があります。
「山ごぼう」の根は毒がありますが、「商陸(ショウリク)」の生薬名で薬用に利用されています。
販売されている「山ゴボウ」の漬物は、アザミ類やヤマボクチの根で、別の植物になります。
「ごぼう」と「山ごぼう」の違い
「ごぼう」と「山ごぼう」の違いを、分かりやすく解説します。
「ごぼう」はキク科で、「山ごぼう」はヤマゴボウ科に属しています。
また、「ごぼう」の根は食べられますが、「ヤマゴボウ」の根は有毒で食べられません。
「ごぼう」と「山ごぼう」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ごぼう」の別称には、「ごんぼ」、「キタキス」、「ウマフブキ」などがあります。
また、「ごぼう」の英語表記は「greater burdock」、「edible burdock」などになります。
そして、「山ごぼう」には、「トウゴボウ」、「タイワンヤマゴボウ」などの別名があります。
「ごぼう」と「山ごぼう」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。