「ターム」と「ターン」はとても良く似た言葉ですが、意味が異なるため区別して認識しておくことが必要です。
この記事では、「ターム」と「ターン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ターム」とは?
「ターム」は英語で“term”が語源となったカタカナ語で、「期間」「期限」「条件」「用語」といった意味があります。
ビジネスや教育、ITなど様々な分野で用いられており、それぞれ独自の意味合いで使用されています。
また、沖縄県では「田芋」のことを方言で「ターム」もしくは「ターンム」と呼びます。
「ターン」とは?
「ターン」は英語の“turn”が由来の言葉で、「回転」や「旋回」、「向きを変えること」といった意味を持ちます。
そのほか、水泳やマラソンにおいて「折返すこと」という意味で使用されたり、複数人で興じるゲームにおいて「それぞれの順番」という意味で用いられたりもします。
音楽における「装飾音のひとつ」としても知られています。
「ターム」と「ターン」の違い
「ターム」と「ターン」の違いを分かりやすく解説します。
「ターム」は「期間」「期限」「条件」「用語」などの意味を持つ言葉で、様々な分野で使用されています。
ビジネス分野では、短期から長期にわたる期間を表す時に使用し、例えば「長期の期間」のことは「ロングターム」と表現されます。
教育分野では、「1学期」「2学期」といった「学期の区切り」を示すほか、学習塾における「ひとつの授業時間」のことを指す場合もあります。
IT業界では、「試用期間」を意味する「トライアルターム」という言葉が普及しています。
一方、「ターン」は「回転」「旋回」「向きを変更する」などの意味があるほか、水泳やマラソンにおける「折返し」を示すこともあります。
また、複数人で興じるゲームの「順番」や、音楽において「旋律音を装飾する音」を示すこともあります。
まとめ
「ターム」と「ターン」は混同しやすい言葉ですが、それぞれ異なる意味を持つことが分かります。
両者とも様々な分野で使用されていますので、意味の違いを理解し、正しく使い分けられるようになりましょう。
ぜひ語彙力アップの参考にしてください。