この記事では、“ist”と“er”の違いを分かりやすく説明していきます。
“ist”とは?
“ist”とは、名詞や形容詞の後に添えることで「○○をする人」という意味を表す英語です。
具体的な例としては、“piano”(ピアノ)と組み合わせると“pianist”(ピアニスト)となり、「ピアノを弾く人」という意味になります。
「芸術」などを意味する“art”(アート)と組み合わせると“artist”(アーティスト)となり、「芸術家」や「美術家」などの意味を、「自由主義」などを意味する“liberal”(リベラル)と組み合わせると“liberalist”(リベラリスト)となり、「自由主義者」という意味を表します。
ちなみに、“ist”はラテン語が語源であり、そのラテン語は「○○をやる人」という意味を指すギリシャ語“istes”が語源です。
“er”とは?
“er”とは、動詞の後に添えることで「○○をする人」という意味を表す英語です。
具体的な例としては、「スポーツをする」や「遊ぶ」という意味を持つ“play”(プレイ)と組み合わせると“player”(プレイヤー)となり、「スポーツ選手」や「(ゲームなどの)プレイヤー」という意味になります。
「書く」という意味を持つ“write”(ライト)と組み合わせると“writer”(ライター)なり、「作家」や「筆者」、「著者」などの意味を、「プログラムを作る」という意味を持つ“program”(プログラム)と組み合わせると“programmer”(プログラマー)となり「プログラマー(プログラミングをする人)」や「番組作成者」という意味を表すのです。
ちなみに、“er”と同じように動詞の後に付くことで「○○する人」という意味を表す語句には“or”があり、“actor”(アクター)=「俳優」や“doctor”(ドクター)=「医者」などの形で用いられています。
“ist”と“er”の違い
“ist”は“pianist”(ピアニスト)などのように名詞や形容詞の後に添えることで「○○をする人」という意味を表す英語です。
対して、“er”は“player”(プレイヤー)などのように動詞の後に添えることで「○○する人」という意味を表す英語になります。
まとめ
“ist”と“er”はどちらも前の語句を修飾して「○○する人」という意味を表す英語でしたが、名詞や形容動詞の後ろに付くのか、動詞の後に付くのかという点に主な違いがありました。