この記事では、「JCB」と「JTB」の違いを分かりやすく説明します。
JCBとは?
JCBとはクレジットカードのブランドの1つで、日本で誕生しました。
株式会社ジェーシービーが運営を行っています。
日本生まれの唯一の国際カードブランドで、1961年に日本クレジットビューローによって誕生しました。
日本クレジットビューローは、三和銀行と日本信販によって設立された会社です。
米国発祥のクレジットカードと比較すると海外では知名度が劣りますが、現在はアジアを中心に海外展開も積極的に進められています。
キャッシュレス化が世界で進んでいることもあって、JCBの会員数や加盟店は増加傾向にあります。
海外での会員数も3,000万人を突破しています。
JTBとは?
JTBは日本の旅行会社の1つで、旅行業界の中では最大規模を誇ります。
1912年に前身であるジャパン・ツーリスト・ビューローとして誕生し、1963年に株式会社日本交通公社として創業しました。
海外旅行のパッケージツアー「ルックJTB」や国内旅行のパッケージツアー「エースJTB」を販売して人気となり、旅行業界最大手の地位を獲得しています。
近年は新型コロナウイルスの影響もあり、JTBを始めとし旅行業界自体の業績は大きく落ち込みました。
JCBとJTBの違い
JCBとJTBはどちらもアルファベット3文字で、綴りもよく似ています。
しかし、全く違う会社で提供しているサービスも大きく異なっています。
JCBはクレジットカードの国際ブランドで、JTBは旅行会社のことを指しています。
ただし、決済事業と旅行次号は重なる部分もあり、両社は包括事業提携を行っています。
半分ずつ出資しあって設立したのが、株式会社J&J事業創造です。
まとめ
JCBはクレジットカードの国際ブランドですが、JTBは日本の旅行会社です。
別会社で全く異なるサービスを提供していますが、両社は包括事業提携を行っています。