この記事では、「結審」と「判決」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結審」とは?
「結審」は「けっしん」と読みます。
意味は「法律用語で、原告・被告双方が主張したり、証拠を提出したり、弁護人が弁論することが終わった段階のこと」です。
「結審」の言葉の使い方
「結審」は名詞として「結審する・した」と使われることが多くなります。
「結」は「むす(ぶ)」とも読み「ひもなどでまとめる」から転じて「しめくくる」「終わりになる」という意味、「審」は「つまびら(か)」とも読み「ものごとを詳しく調べて明らかにする」「はっきりとよしあしを見分ける」という意味、「結審」で「ものごとを詳しく調べて明らかにすることをしめくくること」になります。
「判決」とは?
「判決」は「はんけつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「是非や善悪を見定めること」という意味です。
2つ目は「法律用語で、訴訟事件に対して裁判所が下す最終的な判断のこと」という意味です。
「判決」の言葉の使い方
「判決」は名詞として「判決を下す・下した」「有罪判決」などと使われます。
「判」は「わか(る)」とも読み「はっきり見分ける」「疑わしいことに白黒をつける」という意味。
「決」は「き(める)」とも読み「きっぱりとどちらかに定める」という意味、「判決」で「疑わしいことにはっきり白黒を定めること」になります。
「結審」と「判決」の違い
「結審」は「法律用語で、原告・被告双方が主張したり、証拠を提出したり、弁護人が弁論することが終わった段階のこと」です。
「判決」は「法律用語で、訴訟事件に対して裁判所が下す最終的な判断のこと」です。
「結審」の例文
「結審」の例文は以下の通りです。
・『裁判が結審を迎える』
・『弁護人が最終弁論を行い結審となる』
「判決」の例文
「判決」の例文は以下の通りです。
・『裁判で最終判決が下る』
・『判決により被告は無罪となる』
まとめ
今回は「結審」と「判決」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。