「普通の遺体」と「損傷が激しい遺体」はどのような基準で区別されているのでしょうか。
今回は、「普通の遺体」と「損傷が激しい遺体」の違いを解説します。
「普通の遺体」とは?「普通の遺体」とは、「生前と大きく姿が変わらない遺体」を指す言葉です。
「普通の遺体」の使い方
人が死んだ後に残される生命活動が停止した肉体のことを「遺体」といいます。
病気や事故などさな原因で亡くなった遺体のうち目立つ傷や劣化がなく生きていた頃とほぼ同じような見た目の遺体が「普通の遺体」です。
「損傷が激しい遺体」とは?
「損傷が激しい遺体」とは、「傷ついたせいで生きていた頃と大きく姿が変わってしまった遺体」を指す言葉です。
「損傷が激しい遺体」の使い方
大事故にあって亡くなられた方の遺体は衝撃により体が大きく傷ついたり手足が千切れ飛んだりなど生前と大きく姿が変わってしまいます。
そのような生きていた時の姿をとどめていない遺体を「損傷が激しい遺体」と表現します。
体の傷付き具合で判断されるほか「身元を確認できないほど顔が損傷している遺体」という基準でも使われる言葉です。
「普通の遺体」と「損傷が激しい遺体」の違い
「普通の遺体」と「損傷が激しい遺体」の違いは「遺体の傷つき方」です。
多少損傷していてもおおよそ生前と変わらない姿であれば「普通の遺体」で、顔がつぶれていたり体の一部が欠損したりなど元の姿をとどめていない場合は「損傷が激しい遺体」と表現します。
新聞やテレビのニュースなど主に報道で使い分けられる表現で具体的な基準はありませんが安心して見られる状態であれば「普通の遺体」で、強いショックを受ける恐れがあるのが「損傷が激しい遺体」に当たります。
まとめ
「普通の遺体」と「損傷が激しい遺体」は遺体の状態が外見的に普通と言えるかどうかで区別されます。
ニュースでは2つの言葉を意識的に使い分けていますが報道機関によって判断は分かれるので基本的な意味をきちんと知っておきましょう。