「普遍」と「不変」の違いとは?分かりやすく解釈

「普遍」と「不変」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「普遍」「不変」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「普遍」とは?

広範囲に万遍なく行き渡る様を表すのが「普遍」【ふへん】です。

一つに偏ることなく、すべてに行き渡る様子を表すときに使われています。

たいていは「普遍的」といったように「的」を付けて使われている言葉です。

使い方としては、「どの国にも普遍的な魅力がある」といえば、その土地には他国に自慢できる面白さや美しい自然があるといった意味で使われています。


「不変」とは?

その様が一向に変化しない様を表すのが「不変」【ふへん】といいます。

状況が変わろうが簡単には変化せず、決まった状態が続くといった意味で使われている言葉です。

使い方としては、「常に不変的なものに強く惹かれる」といえば、以前と変わらない状況を好む人の気持ちを表します。

よく使われているのが変わらない景色や味といったもので、「不変的な魚の味に惹かれる」と自分の感情を伝える言葉です。


「普遍」と「不変」の違い

「普遍」「不変」の違いを、分かりやすく解説します。

どこにも同じように行き渡る公平な魅力があり、偏らない美しさや事実といったものが万遍なくあるといった意味として使われています。

例えば、子供の可愛さは「普遍的な事実だ」と、どの国でも同じように感じられるものと受け止められているのです。

もう一方の「不変」は、いつまでも変わらぬ味、景色、造形といったものに心が奪われる感情を表します。

「普遍」の例文

・『子供が欲しいという欲求は、生き物が持つ普遍的な望みである』
・『美味しい物が食べたいと思うのは、誰もが持つ普遍的な欲求だ』

「不変」の例文

・『旅館の窓から見える不変的な庭園の景色に心が癒される』
・『熱川で食べた不変的な金目鯛の味が忘れられない』

まとめ

同じ読み方する言葉をご紹介しましたが、どのようなときどう使えばいいか自分なりに学び、うまく意味を伝えてみるといいでしょう。