この記事では、「合意書」と「同意書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「合意書(ごういしょ)」とは?
まず、「合意」は「お互いの意志が一致すること」や「法律上において、当事者の意思表示が合致すること」という意味を表す言葉です。
そして、「合意書」には「複数の当事者同士が話し合い、決まった内容を書面にまとめたもの」という意味が含まれます。
「合意書」と同じようなものには「契約書(けいやくしょ)」や「覚書(おぼえがき)」があり、名称は異なりますが、法的には同じ機能を持っています。
「合意書」の使い方
「合意書」は名詞として使われています。
「同意書(どういしょ)」とは?
まず、「同意」は「他人の意見などに賛成すること」や「同じ意見」、「同じ考え」、「同じ意味」、「同義」という意味を表す言葉です。
そして、「同意書」は「一方の当事者から別の当事者へ向けて提出される書面」という意味が含まれます。
「同意書」と同じようなものには「誓約書(せいやくしょ)」があり、同じく、「一方の当事者から別の当事者へ向けて提出される書面」という意味合いを持ちます。
「同意書」の使い方
「同意書」は名詞として使われています。
「合意書」と「同意書」の違い
「合意書」は「複数の当事者同士による話し合いで決まった内容を書面にまとめたもの」であり、「同意書」は「ある当事者から別の当事者へ向けて提出される書面」という意味を表します。
「合意書」の例文
・『解約合意書に記載してある内容を確認してからサインをした』
・『インターネット上にある合意書のテンプレートを参考に書面を作成した』
「同意書」の例文
・『参加同意書をお読みの上、ご同意いただける場合にはサインをお願いいたします』
・『相続同意書の記載に不明な点があったので、後日、もう一度話し合いをする予定だ』
まとめ
一見すると、字面や意味合いが似ている「合意書」と「同意書」ですが、ニュアンスに違いがあるということでした。