この記事では、「押し付けがましい」と「恩着せがましい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「押し付けがましい」とは?
自分の考えを強引に植えつけようとすることを「押し付けがましい」【おしつけがましい】といいます。
恋愛では、相手のために料理を作った、家まで来てあげたと言っては感謝を強いるわけです。
また、部下に対して承認要求を求める上司もいて、仕事がやりにくいといった問題が起きています。
このように、相手の立場や気持ちを一切無視して、自分がこうだと思えばとことん考えを貫くのです。
「恩着せがましい」とは?
助けてやったから感謝しろと恩を押し付けることを「恩着せがましい」【おんきせがましい】といいます。
それも、上から目線で感謝するように強いる態度を見せるところがうっとうしいのです。
頼んでもいないことを親切にやったように見せて、その見返りとして相手に物をねだる行為もします。
それでいて相手から恩を売られるのは苦手といった面倒な人を指すわけです。
「押し付けがましい」と「恩着せがましい」の違い
「押し付けがましい」と「恩着せがましい」の違いを、分かりやすく解説します。
親切心で相手を心配してやっていると思う気持ちを強引にぶつけては、相手に感謝させるのが「押し付けがましい」といいます。
このような人は「あなたのために説教している」と言っては一方的に心配しますが、その気持ちこそが相手にとっては迷惑な行為となるのです。
もう一方の「恩着せがましい」は頼んでもいないのに勝手に助けておいて、その恩に値する方法で感謝するように強いる行為を指します。
「押し付けがましい」の例文
・『社員に押し付けがましい態度を見せる女上司の扱いに困る』
・『頼んでもいないのに来てやったと言う押し付けがましい男が嫌い』
「恩着せがましい」の例文
・『恩着せがましい姑は、いつも見返りを求めてくるので面倒に感じる』
・『見返りを求める恩着せがましい人は、周囲から出来る人と思われたい』
まとめ
似ているようで少し意味に違いがありますので、自分なりにどのような人に当てはまるか見て、相手によって使い分けてみるといいでしょう。