物事の状況や状態に対応する際に使う言葉には「応じて」や「よって」があります。
この記事では、「応じて」と「よって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「応じて」とは?
「応じて」は「応じる」の連用形であり、こちらは外部や物事の変化や働きかけに合わせることを示す言葉です。
「応じて」に使われている「応」は答えるという意味や、状況に合った動きをするという意味があります。
これ以外にも「応」には適切であるやふさわしいことを示す時にも使うことが可能です。
「応じて」もこのような3つの意味を持っており、それぞれ使い分けることが可能です。
「よって」とは?
「よって」はそういうわけでという意味や、ゆえにという意味の接続詞として使われる言葉です。
「よって」は漢字で「依って」や「因って」、「拠って」と書くことが可能であり、これらは原因や由来、理由から選択したり結論を導く意味の言葉として使われています。
「よって」はこのように原因や理由、手段、関係性、依存を示す意味を持っており、様々な文章や会話で使うことが可能です。
「応じて」と「よって」の違い
「応じて」と「よって」はとてもよく似ている言葉であり、書き換えても問題ない意味も存在します。
「応じて」には適切であるや数量などがふさわしいという意味は、「よって」に書き換えることはできません。
「よって」は理由を示す意味がありますが、こちらは「応じて」に書き換えることはできません。
「応じて」の例文
・『状況に応じて判断しましょう』
・『電力の使用量に応じて料金が決定します』
「よって」の例文
・『彼の勇気ある決断によって、多くの人が立ち上がった』
・『時と場合によっては武力を用いる必要があります』
まとめ
「応じて」や「よって」は物事の状態や変化に対応する時に使う言葉です。
この2つは同じ意味を持っているものも多く、様々な文章や会話で使うことが可能です。