「居る」と「いる」の違いとは?分かりやすく解釈

「居る」と「いる」の違いとは?違い

この記事では、「居る」「いる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「居る」とは?

人が存在しているという意味で使われているのが「居る」【いる】です。

人間や動物といった生き物の姿があり、「午前中からずっと座って居る」とその場所にいつからどのようにして居たのか人に伝えられる言葉になります。

主に、「妹が座敷に居る」と伝えますが、泥棒や害獣が家の中に入り込んで居座るように出て行かないといった困る場面でも使われている言葉です。


「いる」とは?

「兄が台所で食事している」と、人が今どこで何をして過ごすか伝えられるのが「いる」です。

主な使い方は「○○している」というように、誰が何をしているか動詞を2つ使う言葉になります。

また、生き物がどのようにしているか伝えるだけでなく、「駐車場に不審な自転車がいる」と自動車やバス、自動二輪車といった動く物に対しても使える言葉です。


「居る」と「いる」の違い

「居る」「いる」の違いを、分かりやすく解説します。

生き物がすぐそこに「いる」という状況を分かりやすく2文字で伝えるときに使うのが「居る」です。

「庭に狸が2匹も居る」というように、動物が敷地に入り込んでいる状況を表せます。

もう一方の「いる」は、人間や動物といった生き物だけでなく、「自動二輪車がいるので左に曲がれない」といったように、乗り物がある状況を伝えるときにも使われる言葉です。

「居る」の例文

・『工事現場の出入り口に大型トラックが居るので、中に入れない』
・『職場に居る料理好きの男性に惹かれて、次の日デートした』

「いる」の例文

・『介護が必要な高齢者がいる世帯は、家族が団結して暮らす』
・『踏み切りの中に狐がいるので、急ブレーキをかけて事故を回避した』

まとめ

同じ読み方する言葉を2つご紹介しましたが、人間や生き物が「居る」と使い、「いる」は乗り物と生き物にも使えると覚えておくといいでしょう。

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