この記事では、「衣類スチーマー」と「アイロン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「衣類スチーマー」とは?
蒸気を排出させて服のシワを伸ばすのが「衣類スチーマー」【いるいすちーまー】です。
本体に水を入れると熱で蒸気に変わり、シワの部分に10cm程度離したところから蒸気を当てていけば、強く癖がついたシワもきれいに伸びて、短時間ですぐに服がきれいな状態になります。
片手でグリップ部分を持ち、立てて上下に動かしたり、台の上に服を置き「アイロン」のように押し当ててプレスしていけば頑固なシワをもしっかり伸ばせるわけです。
左右上下とどの方向からでもブレずに安定感を持ってシワを伸ばせる「衣類スチーマー」は、たった19秒でスチーマーが出て使えるものもあります。
「アイロン」とは?
電気を流して、金属の重しで服の上にのせて左右に動かしながらプレスして、シワを伸ばすのが「アイロン」です。
昭和初期頃までは炭に火つけて熱を加えたものを入れたり、お湯を入れて熱くしたもので服のシワを伸ばしていました。
現在では電気でスチームを出しながら使ったり、温度調整して使うものが一般的です。
ほとんどのアイロンにはスチームが出て、服の繊維に水分を含むと柔らかくなるので、そこに熱を当てればシワが伸びます。
シャツや下着などを洗濯して崩れたとき形をきれいに整えられます。
「衣類スチーマー」と「アイロン」の違い
「衣類スチーマー」と「アイロン」の違いを、分かりやすく解説します。
本体内にあるタンクに水を入れて電源をつければ蒸気が出るので、少し離したところからゆっくりと服に吹き付ければシワが伸びるものを「衣類スチーマー」です。
台も不要で、服をハンガーに掛けたままシワを伸ばせます。
プレスしないので仕上がりはペタンと潰れず、立体的なし上がりです。
軽量なため片手でも持ちやすく、グリップも握りやすいので手に負担がかかりにくい設計となっています。
もう一方のアイロンは台の上に服を置き、その上を擦って動かせばシワの溝が浅くなり、きれいになるわけです。
シワが伸びくい場合はスチームを当てて、繊維をやわらかくして熱を当てれば平らにでき、さらには型崩れも直せるのが「衣類スチーマー」との違いになります。
まとめ
服のシワをきれいに伸ばせる電化製品を2つご紹介しましたが、形を整えられるのが「アイロン」で、ハンガーに掛けたまま使えるのが「衣類スチーマー」と覚えるといいでしょう。