この記事では、「叱る」と「注意する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叱る」とは?
「叱る」は「しかる」と読みます。
意味は「目下の者の言動について、良くない点などを指摘して強くとがめること」です。
「叱る」の言葉の使い方
「叱る」は動詞として「叱る・叱った」「叱られる・叱られた」と使われたり、副詞として「叱ってほめる」などと使われたり、名詞として「叱りを受ける」などと使われます。
似た様な意味の言葉に「怒る」がありますが。
こちらは「怒りの感情で腹を立てること」という意味、「叱る」は「悪い点を厳しくとがめる」という意味です。
「注意する」とは?
「注意する」は「ちゅういする」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「あることに気を付けること」という意味です。
2つ目は「悪いことが起きないように警戒すること」という意味です。
3つ目は「相手の良くない点を忠告すること」という意味です。
「注意する」の言葉の使い方
「注意する」は「注意+する」で成り立っています。
「注」は「そそ(ぐ)」とも読み「液体をそそぎ入れる」から転じて「一か所に集中させる」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」「考え」という意味、「する」は「動作を表す語」、「注意する」で「気持ちを集中すること」、転じて「相手に気持ちを集中させること」になります。
「叱る」と「注意する」の違い
「叱る」は「目下の者の良くない点などを指摘して強くとがめること」です。
「注意する」は「気持ちを集中すること」「相手に気持ちを集中させること」です。
「叱る」の例文
「叱る」の例文は以下の通りです。
・『子供が悪いことをしたので叱る』
・『商談に遅刻した部下を叱る』
・『ミスして叱られる』
「注意する」の例文
「注意する」の例文は以下の通りです。
・『風邪をひかない様に注意する』
・『車に注意して道路を渡る』
・『後輩の言葉遣いを注意する』
まとめ
今回は「叱る」と「注意する」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。