この記事では、「かきもち」と「おかき」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かきもち」とは?
乾燥した餅を薄く切ったものを、焼くまたは揚げるかした菓子の一種です。
揚げる際に低温の油を使うことで、芯が残りにくくなります。
正月の鏡餅を刃物で切るのは縁起が悪いと、手や槌で割ったものという意味もあります。
現在は菓子を指してこの言葉が使われています。
形は一口サイズの小粒ではなく、やや大きさがあるものがこの名で呼ばれています。
5センチメートルほどの長さがあります。
餅の中に黒豆、ごま、のりなどを加えてものや、砂糖や黒砂糖などを練り込んだものなどもあります。
さくさくとした触感が特徴です。
「おかき」とは?
乾燥した餅を薄く切ったものを、焼くまたは揚げるかしたものです。
餅はもち米から作られます。
つまり「おかき」の原料はもち米ということです。
普段の食事で食べている飯は、うるち米を使用しています。
せんべいは、うるち米を原料にしています。
「おかき」と似ているものに「あられ」があります。
これももち米を原料としています。
大きさによって呼び方が異なり、大きいものを「おかき」、小さいものを「あられ」と呼んでいます。
黒豆やごまなどを加えたものもあります。
さくさくとした触感があります。
「かきもち」と「おかき」の違い
「かきもち」と「おかき」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉は同じものを指します。
もち米を原料にして作った餅を乾燥させ、薄く切り、これを焼くまたは揚げるかして作られた菓子です。
どちらも、黒豆、ごま、えび、のりなどを加えたバリエーションがあります。
小粒のものは「あられ」と呼ばれています。
「かきもち」に「お」をつけて丁寧に表現したという説があります。
「お」は「お手紙」「お米」など、丁寧な表現をするときに用いられる語です。
まとめ
2つの言葉が指す食べ物は同じです。
同じものを違う名で呼ぶことがあります。