「立ち寄る」と「寄る」の違いとは?分かりやすく解釈

「立ち寄る」と「寄る」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「立ち寄る」「寄る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「立ち寄る」とは?

この言葉の主な意味は2つあります。

ひとつは、近くに行くです。

今自分が立っている位置と窓の間には距離があります。

自分が動いて窓の方に近づいていきました。

このさまを「窓辺に立ち寄る」といいます。

もう一つの意味は、目的地に行くついでに、ある場所を訪れるという意味です。

犬の散歩で説明をします。

ある人は犬の散歩コースが決まっています。

家から出てこのコースを歩いて、家に戻ってくることが目的です。

このコースの途中にはカフェがあります。

本来の目的はカフェに行くことではないのですが、散歩のついでにカフェに行くことがあります。

これを「犬の散歩の途中でカフェに立ち寄る」といいます。


「寄る」とは?

この言葉にはいくつもの意味があります。

まず、近くに行くです。

椅子に座っているAさんの近くに、Bさんが移動していきます。

このような近くに行くことをいいます。

一か所に集まるという意味もあります。

「三人寄れば~」といった使い方をします。

一方に集まるという意味もあり、これは「道の隅に寄る」のような使い方をします。

ある場所に行く途中で、ある場所を訪れるという意味もあります。

この意味では、「○○駅で降りたついでに親戚の家に寄る」のような使い方をします。

「しわが寄る」という使い方もあり、この場合は多くなる、数が増える、重なるという意味で用いています。


「立ち寄る」と「寄る」の違い

「立ち寄る」「寄る」の違いを、分かりやすく解説します。

近づく、ある場所に行くついでに他の場所を訪れる、という意味が同じです。

後者には他にもいくつもの意味がありますが、それらの意味は前者にはありません。

「しわが寄る」とはいいますが、これを前者の言葉に置き換えることはできません。

まとめ

近くに行くという意味と、ある場所に行く途中で別の場所を訪れるという意味が同じです。

一方にはこれ以外の複数の意味がありますが、もう一方にはそれらの意味はありません。

この点に違いがあります。