この記事では、「気が利く」と「おせっかい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気が利く」とは?
「気が利く」は「きがきく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「細かいところまで注意が行き渡ること」という意味です。
2つ目は「しゃれていて感心できる」という意味です。
「気が利く」の言葉の使い方
「気が利く」は慣用句として使われます。
「気」は「精神・感情の働き」という意味、「利く」は「本来の機能を十分に発揮する」「さかんに活動する」という意味、「気が利く」で、「心の働きを十分に発揮すること」、 つまり「細かい部分までよく注意が届くこと」になります。
「おせっかい」とは?
「おせっかい」は漢字で「お節介」と書き、「余計な世話を焼き、かえって迷惑や邪魔になる様子」という意味です。
「おせっかい」の言葉の使い方
「おせっかい」は名詞・形容動詞として「おせっかいだ・である」「おせっかい焼き」などと使われます。
「節介」は当て字で、語源は「切匙・狭匙(せっかい)」という言葉という説があり、「すりばちの内側の溝に挟まったものを掻き落とす道具」という意味です。
溝の内側に入り込むことから、「他人の内情に入り込もうとする様子」の例えとして使われる様になったとされています。
「気が利く」と「おせっかい」の違い
「気が利く」は「細かい部分までよく注意が届くことを表す慣用句」です。
「おせっかい」は「余計な世話を焼き、かえって迷惑や邪魔になる様子」です。
「気が利く」の例文
「気が利く」の例文は以下の通りです。
・『彼は若いのによく気が利く』
・『気が利いたセリフで相手を喜ばせる』
「おせっかい」の例文
「おせっかい」の例文は以下の通りです。
・『おせっかいな親戚からお見合いをすすめられて迷惑している』
・『余計なおせっかいだと思うが、ミスを修正しておいたよ』
まとめ
今回は「気が利く」と「おせっかい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。