この記事では、「審議」と「決議」の違いを分かりやすく説明していきます。
「審議」とは?
「審議」は「しんぎ」と読みます。
意味は「あるものごとについて詳しく調査・検討して、是非を決めること」です。
「審議」の言葉の使い方
「審議」はビジネスや政治・裁判の用語として「審議する・した」「審議中」などと使われます。
「審」は「つまびら(か)」とも読み「ものごとを詳しく調べてはっきりとよしあしを見分ける」という意味、「議」は「意見を出して話し合う」という意味、「審議」で「ものごとを詳しく調べ、意見を出して話し合い、はっきりとよしあしを見分けること」になります。
「決議」とは?
「決議」は「けつぎ」と読みます。
意味は「話し合いの場である事柄を決定すること」です。
「決議」の言葉の使い方
「決議」はビジネスや政治・裁判の用語として「決議する・した」「決議事項」などと使われます。
「決」は「き(める)」とも読み「最終的に定める」という意味、「議」は「意見を出して話し合う」という意味、「決議」で「意見を出して話し合い、最終的に定めること」になります。
「審議」と「決議」の違い
「審議」は「ものごとを詳しく調べ、意見を出して話し合い、はっきりとよしあしを見分けること」です。
「決議」は「意見を出して話し合い、最終的に定めること」です。
「審議」の例文
「審議」の例文は以下の通りです。
・『国会で法案について審議する』
・『その問題は次回の審議案として繰り越す』
・『次回の議会でその件について審議することになっている』
「決議」の例文
「決議」の例文は以下の通りです。
・『市議会は駅前開発について最終決議をした』
・『市報により決議内容について説明する』
・『両国が停戦決議案に合意する』
まとめ
今回は「審議」と「決議」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。