この記事では、「モラハラ」と「アスペルガー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モラハラ」とは?
モラハラとはモラルハラスメントの略称で、道徳・倫理に反した嫌がらせによって精神的に追い詰めることをいいます。
フランスの精神科医であるマリー・フランス・イルゴイエンヌが提唱した概念です。
肉体的な暴力を行うわけではないので周囲から気付かれにくく、加害者・被害者ともにモラハラであることに気付いていないことも少なくありません。
モラハラは精神的DVと呼ばれることもあります。
ハラスメントにはセクシャルハラスメントやパワーハラスメント等色々ありますが、モラハラには明確な定義があるわけではないので他のハラスメントと明確に区別するのは難しいです。
「アスペルガー」とは?
「アスペルガー」とは発達障害の一種で、自閉症スペクトラム障害に含まれています。
言葉の発達や知的発達には遅れがなく、会話なども普通に行えます。
ただし、言われた言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう傾向があり、表情などから感情を読み取るのが苦手です。
そのため曖昧なコミュニケーションが不得意で、対人関係に問題を抱えていることも多いです。
それからこだわりが強かったり、感覚過敏といった特徴を持っていることもあります。
「モラハラ」と「アスペルガー」の違い
モラハラは道徳や倫理に反した嫌がらせ行為全般を指す言葉で、アスペルガーは発達障害の1つを表している言葉です。
モラハラを行う人はアスペルガーと同様に共感力に乏しいですが、モラハラは相手の気持ちを頭で理解した上で嫌がらせ行為をします。
アスペルガーの場合には、相手の気持ちを察することができません。
そのため相手が嫌がる行為を行ってしまうことがあるのです。
まとめ
モラハラは道徳や倫理に反した嫌がらせ行為全般を指しており、アスペルガーは発達障害である自閉症スペクトラム障害の1つを指す言葉です。